無責任な原子力委員会及と原子力安全委員会との関係
・原子力委員会
(所掌事務)
一 原子力利用に関する政策に関すること。
・原子力安全委員会
(所掌事務)
一 原子力利用に関する政策のうち、安全の確保のための規制に関する政策に関すること。
昨日の朝日新聞で原子力委員会委員長の近藤氏が「私は日本の原発の過酷事故対策を作るすべての作業に関わりました。・・日本の過酷事故対策は詰めが甘かった。・・原子力安全・保安院のトップと核セキュリティ部門で情報が止まり、安全部門と共有化できずに対策に生かされなかった。」と反省の弁ばかり。
いくら原子力委員長が過酷事故対策は詰めが甘かったと言っても、安全の確保のための規制に関する政策を所掌する原子力安全委員会が何の対策も施さなければ事故を防ぐことはできない。
政府・マスコミは今回の福島原発事故をすべて東京電力の責任としているが原子力行政をつかさどる国の責任はさらに重大。
いづれとはいつのこと?
ご本人のブログで、《「国民の生活が第一。」とは何か。今、私たちが増税の前に為さなければならないのは、原点に戻り国民の命と生活を再構築することです。》と言いながら今日のテレビでいづれ消費税増税は必要とのこと。
いづれが今の法案にある2年後の2014年ではなく3年後なのか5年後なのかそれすら明らかにせず増税の前に国民との約束・やることがあると言われても信用できない。
野田首相の狙い
ペテン師
《その安定財源確保や財政健全化の達成のため、消費税について2014年4月に8%、15年10月に10%へと段階的に引き上げることを柱とする税制の抜本改革を打ち出した。・・2012年1月6日
・・消費税増税に反対した山岡氏、消費税増税を含む「社会保障・税一体改革素案」を決定したときの内閣の一員。
その当人が国民との約束が違うと増税法案に反対票を投じ、臆面もなくテレビで野田内閣を批判。
ペテン師にふさわしい面構え。
ガソリン値下げ隊長だった川内氏も同じ画面に、これはオレオレ詐欺と同類。
山岡賢次 野田内閣 2011年9月2日 - 2012年1月13日
身勝手な人間ばかり
《予算組み替えなどで最終的に16・8兆円もの財源を捻出できる、としたマニフェストの根幹部分はすでに破綻している。それをどう説明するのか。
鳩山、菅、野田の3代の内閣は、マニフェストの主要政策が実現不可能であることを事実上認め、現実路線にかじを切ってきた。政権交代後に積み重ねてきた政策論議を一切無視するような、身勝手な理屈は説得力を持たない。
消費増税に反対し、社会保障制度や財政の破綻を招くことこそ、国民を裏切る行為である。》
ここまで言われても《「増税の前にやるべきことがある」》と小沢グループ。
しかし、いくらやることがあると言われても説得力を全く感じない。
これが小沢氏が言うところの日本国民の大方の感想だと思う。
出来もしない約束をまだ果たしていないから消費税増税に反対だが離党はしないという鳩山氏の脳内も全く理解不能。